スケジュール・コラム

2024.09.22

コラム

ヨガと呼吸法

ヨガと呼吸法

◯ヨガと呼吸法


ヨガでの呼吸法は「プラーナヤーマ」と呼ばれ、サンスクリット語でプラーナは生命エネルギー、ヤーマは制御を意味します。呼吸を意識的に行うことで心身を整えます。呼吸は呼気、吸気、止息の3つのパートから成ります。プラーナヤーマはこの3つを様々な方法で認識し、コントロールする。呼吸を認識できるのは人間だけが持つ特性です。プラーナヤーマは、単なる呼吸法ではなく、呼吸を観察することで自己と向き合い、心の集中や意識の拡張を図る深い実践です。



◯プラーナヤーマの効果


プラーナヤーマは、呼吸を通じて心と体のバランスを整える重要な技法です。心の健康に与える影響も多岐にわたります。


1. ストレスの軽減


深い呼吸が自律神経系を調整し、交感神経と副交感神経のバランスを取ります。これにより、心身の緊張が緩和され、リラクゼーションを促進します。ストレスホルモンの分泌が減少し、心が落ち着く効果があります。


2. 集中力の向上


意識を呼吸に向けることで、現在の瞬間に集中する助けとなります。これにより、心が散漫にならず、思考をクリアに保つことができます。呼吸に注意を向けることで、マインドフルネスの状態を促進し、ネガティブな思考や感情にとらわれることが少なくなります。


3. エネルギーの活性化


正しい呼吸法を実践することで、体内のエネルギーが巡り、活力を得ることが可能です。


4. 感情の安定


呼吸法は感情の波を整え、心の平穏を保つ手助けをします。


5. デトックス


深い呼吸は酸素供給を増加させ、老廃物の排出を促進します。



◯最後に


プラーナヤーマはヨガ実践において重要な要素であり、心身の健康に寄与します。呼吸法を実践する際は無理をせず行うことが大切です。息を止める時間や深さは自分のペースに合わせて調整します。体調が悪い時や不安感が強く感じられる時、呼吸器に疾患のある方は医師に相談することをおすすめします。呼吸法の学びは指導者から受け、徐々に技法を深めていくと良いでしょう。